過食症の症状と治療

過食症になりますと、暴食することがコントロールできなくなるだけでなく、摂取したものを嘔吐などの方法で、食べたものを排出しようとする代償行為を繰り返すようになります。

過食症は女性の中でも特に若い人に見られる割合が高く、割合の傾向は拒食症の場合と同じような感じです。

過食症の発症の割合は、思春期の女性の1〜3％くらいとされていますが、発症する年齢は、拒食症の場合より高いと言われています。

過食症は誰もが同じ原因で発症にするわけではありませんので、細くならなくてはいけないという強迫観念に襲われて発症したり、家庭内における精神的な葛藤で発症したり、気分が慢性的に落ち込んだりしていて発症します。

過食症の原因は、心理面の問題だけに限らず、神経科学的な問題で、脳内神経伝達物質の一種のセロトニンの作用によって、過食症が発症する場合があります。

過食症の原因にはいろいろとあるわけですが、どのような場合に過食症に該当するのか気になる場合があり、ひょっとすると過食症ではないかと思っている場合は、我を忘れるくらいに暴食をする頻度が高く、食べ過ぎたあとに気持ちが落ち込んだりしていないか、振り返ってみる必要があります。

暴食頻度が高いものに該当する場合は、過食症の危険性がありますので、早期に病院などを訪れることをおすすめします。